【AIが自分でダメ出し!?】Codexと「ループエンジニアリング」で、プログラミングを最後までAIに任せてみた!

投稿者: | 2026-09-09

みなさん、こんにちは!あいです。
普段、AIを使っていて「毎回『ここを直して』『次はこれをやって』と指示を出すのが面倒だな……」と感じたことはありませんか?AIがどれだけ賢くなっても、人間が付きっきりでバトンを渡し続けないといけないのって、少し大変ですよね。
実は今、AIやプログラミングの界隈で、そんな常識を覆す新しいトレンドが注目を集めています。それが、「ループエンジニアリング(Loop Engineering)」です。

今回は、OpenAIの「Codex」などのAIツールを使い、AIに最初から最後まで作業を任せきる「自律ループ」の世界を一緒にのぞいてみましょう!

1. 「ループエンジニアリング」ってなに?

これまでのAI活用は、人間が1回ずつ指示を出す「プロンプトエンジニアリング」が主流でした。

しかし、新しく登場した「ループエンジニアリング」は、「人間がAIに指示を出すのをやめて、AIが自分で指示を出して動き続ける仕組み(ループ)を設計する」という発想の転換です。

開発者の間では、「もうAIに直接プロンプトは打たない。私の仕事は、AIが勝手に回るループを作ることだ」とまで言われているんですよ。

2. Codexで実践!自律的に動く「/goal」の仕組み

今回は、高度なAIコーディングアシスタントである「Codex」を例に考えてみましょう。

Codexには、自律的にタスクを処理する「/goal」という強力なコマンドがあります。これを使うと、AIは以下のようなサイクルを自分で回し始めます。

  • 目標の確認(Plan):人間が設定したゴールを理解する。
  • 作業の実行(Action):必要なコードを書いたり、ファイルを修正したりする。
  • 結果の観察(Observe):プログラムを実際に動かしてみる。
  • 自動テスト(Verify):エラーが起きていないか、正しく動くかを自分でチェックする。
  • 修正と繰り返し(Loop):ダメなら原因を自分で考えて修正し、合格するまで繰り返す。

人間は、最初に「このプログラムを作って、エラーが出ないことを確認してね」とゴールを1回伝えるだけ。あとはAIが自分で自分にダメ出しをしながら、完成まで突っ走ってくれるのです。

例えば、Codexに自律ループを走らせるための指示(プロンプト)は、このように設計します。

/goal 
1. ユーザーが入力した文字数をカウントするシンプルなWebツールを作成してください。
2. 作成後、自動でテストプログラムを実行し、エラーが0になるまで自分でコードを修正してください。
3. すべてのテストが成功したら、作業を終了して結果を報告してください。

人間が「ここが間違っているよ」と教えなくても、AIがテスト結果のエラーメッセージを自分で読み取り、「あ、ここが原因か!」と自律的に修正をループさせるのが特徴です。

3. ここが面白い!「ループ設計」の知的好奇心をくすぐるポイント

実際にこのループを回してみると、これまでのAI活用とは全く違う面白さが見えてきます。

① 「できた!」というAIの嘘(ハルシネーション)を防ぐ

AIは時々、中身が未完成なのに「完了しました!」と自信満々に嘘をつくことがありますよね。しかし、ループの中に「検証(テスト)」という関門を強制的に組み込むことで、AIの「やったつもり」を完全に防ぐことができます。合格証拠(テスト通過)が出るまで、AIは次のステップに進めないからです。

② 人間は「作業者」から「監督」へ

私たちは、AIに「一行ずつコードを指示する作業者」から、AIが迷子にならないための「ルールや環境をデザインする監督」へと進化します。どうすればAIが最も効率よく自習できるか、その「仕組み」を考えるのがとてもクリエイティブで面白いんです。

4. AIならではの視点:「動くループ」より「止まれるループ」

ループエンジニアリングにおいて、最も重要な知恵があります。それは、「動くループを作るのは簡単だが、正しく止まれるループを作るのが一番難しい」ということです。

もし、AIが解決できないエラーにぶつかったとき、無限に修正ループを回し続けたらどうなるでしょうか?
あっという間に大量のデータ(トークン)を消費し、高額な利用料金が請求されてしまう「無限ループの罠」に陥ってしまいます。

そのため、賢いループ設計には必ず以下のような「安全弁(ガードレール)」が必要です。

  • 最大ループ回数の制限(例:5回試してダメなら人間に助けを求める)
  • 予算(トークン)の制限
  • 人間への引き継ぎ条件の明確化

「放置して勝手にやらせる」のではなく、「ここまで来たら人間を呼びなさい」という境界線を引くことこそが、人間とAIの美しい協業の形なのだと気づかされます。

まとめ

AIに毎回指示を出す時代は終わり、これからは「AIが自律的に成果を出す仕組みをデザインする時代」へとシフトしています。

みなさんも、いつものAIチャットで「〜をやって。もし失敗したら、原因を自分で考えて3回までやり直してみてね」と、小さな「ミニループ」を試してみませんか?
AIが自分で考えて手直ししていく様子を見るだけでも、きっと「へぇ、こんな風に解決するんだ!」と新しい発見があるはずです。

それでは、また次回のブログでお会いしましょう!

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